Occupation 職種紹介
カメラマンcameraman
現場の最前線で展開される様々なシーンをカメラで捉え、それを映像として収める仕事。スポーツ中継やロケ取材、スタジオ番組など、それぞれの目的や制作環境に応じた機材を駆使し、視覚情報を視聴者に伝えるという、職人であり、アーティストの様な側面もあります。
業務内容
スポーツ中継
九州東通は、普段からプロ野球、Jリーグ、マラソン・駅伝、ゴルフなど様々なスポーツの中継を担っています。またグループ会社やキー局からの要請を受けて、全国や海外の大会にも撮影に行くことも珍しくありません。
詳しく見る→取材・ロケ撮影
テレビ番組の制作に欠かせない映像制作、例えば、バラエティ番組、釣り番組のロケ取材など、その内容は多岐に渡ります。最初はアシスタントから始まり、経験を積むと、撮影チーフとして番組制作に重要な役割を果たす立場になります。
CM・VP・その他
テレビCMやVPなど、クライアントや広告会社から依頼を受けて撮影するケースもあります。また、イベント撮影や映画・ドラマ撮影など、カメラマンが求められる領域は幅広く、どのような現場でも技術と経験がモノを言います。
業務の流れ
01
打合せ・ロケハン
番組制作やCM・VP撮影の場合には必ず企画打合せに参加し、台本や構成、絵コンテなどをもとに内容の確認や必要な機材のリストアップを行います。
02
事前準備
撮影現場において、ディレクターや照明などスタッフと連携しながら、被写体やアングルなどの確認、レンズ選びや必要な機材の動作確認などを行い撮影開始に備えます。
03
撮影
スポーツ中継では試合やレース中の一瞬一瞬を逃さず捉え、時折カメラワークを駆使して、その空間で起こっているシーンをダイナミックに視聴者に伝えます。ドラマやCMでは1カットごとに演出意図を理解したうえで撮影します。
04
素材チェック
撮影された映像がきちんとスタジオに送られているか、あるいは収録されているか、必要に応じて確認することもカメラマンの任務です。ロケ取材、CMなど撮影後も作業が続く案件は、責任を持って編集チームに撮影データを渡します。
05
機材撤収
撮影後は機材を撤収し、ロケ先や試合会場から運搬後に決められた保管場所に収容します。また機材のメンテナンスも適時行います。
※放送内容、撮影テーマ、制作環境によって業務の流れは異なります。スタッフインタビュー
テレビスポーツ中継担当
机に向かう仕事よりも
現場で働くことに憧れていた。
技術部 井手 悠太
就職活動では、周囲と同じように複数の企業を訪問しました。法学部だったので公務員を目指す友人もいましたが、あらためて自分がやりたい事を考えた時に、スーツを着て働くよりも、現場で汗をかく仕事、ものを作る仕事がやりたいと思うようになりました。また、アルバイト先のテレビ局でカメラマンやディレクターの仕事ぶりを見ていたので、この業界に親近感や憧れを感じていたというのもあります。いま考えると、理系でもなく芸術系の出身でもない自分が技術系の会社に入り、カメラマンになれたことは運が良かったのかもしれません。
入社してしばらくはカメラアシスタントとして色々な現場に出ました。いまはスポーツ中継をメインに仕事しています。初めて任されたのはホークスの二軍戦でした。野球中継の基本的な画角、つまりピッチャーとバッター、キャッチャー、審判を捉え続ける外野カメラです。おそらく若手カメラマンが最初に担当するポジションです。プレーが動いたらカメラもワークして、ボールがピッチャーに戻ってきたら、また元に戻す。それを試合中ずっと繰り返します。その後、別のカメラを担当したり、一軍戦の中継に参加したりして現在に至ります。
違う現場で刺激を受ける。いつもの現場で腕を磨く。
ホークス戦以外では、バレーボール、ゴルフ、ラグビー、マラソンや駅伝、他にも甲子園球場で高校野球の業務など、スポーツ中継をメインに経験させてもらっています。全国の東通グループや他社のスタッフとの仕事はすごく刺激になります。これからも積極的に手を上げて場数を踏んでいきたいです。
基本的にカメラマンは主観でシーンを捉えますが、最近は客観性も意識して仕事しています。それはスイッチャーの感覚に近いものです。タイムリーヒットが出る、バッターやランナーをカメラが追う、クロスプレーでセーフになる、そして歓喜する。その瞬間瞬間はベストなアングルで捉えるカメラに任せて、例えば、自分は打たれた側のチームや肩を落とした応援団にカメラを向けるなど色々と試みています。別の視点で捉えることで明と暗が描かれ球場全体のドラマが視聴者に伝わると思うので。こう見えて、ちゃんと考えているんです、僕も(笑)。これからも中継現場の最前線で頑張ります。
採用情報 Recruit
映像を「つくる」「届ける」楽しさがある。
例えば、スポーツを見るのが好き。音楽ライブの映像に感動した。
それを受け手ではなく、つくる人、届ける側になってみたい、そう思ったことはありませんか?
そのチャンスの扉がココにあります。